指名が取れないセラピストへ|指圧マッサージ施術に自信をつけるための改善ポイント
指圧セミナーを主催させていただいております甲地直矢です。

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「技術には自信があるのに、なかなか指名が増えない…」
そんな指名が取れないセラピストへ届ける、指圧マッサージ施術に自信をつけるための改善ポイントを、基礎から丁寧に整理しました。
拇指や拇指圧の使い方、圧の方向・リズムといった技術面だけでなく、カウンセリングや声かけなど、お客さんの満足度を左右する接客までをトータルで見直していきます。
自己分析の仕方から、短期間で変化を出す行動計画、モチベーションを保つ習慣まで。
「次もあなたにお願いしたい」と言われるための具体的なステップを、一緒に確認していきましょう。
指名が取れないセラピストへ届ける、指圧マッサージ施術に自信をつけるための改善ポイントの全体像
技術だけでなく、姿勢や考え方、コミュニケーションまで、トータルで見直すことで、指圧マッサージ施術は着実に変わっていきます。
拇指圧の感覚に自信がない方でも、少しずつ行動を変えることで、お客さんに選ばれるセラピストへ近づいていけます。
焦らず、一つずつ確認していきましょう。
指名が取れない原因の自己分析
まず大切なのは「原因をはっきりさせること」です。
施術歴やスキルに関係なく、指名が取れないセラピストの多くは、自分の弱点を言語化できていません。
拇指の使い方が不安なのか、圧の強弱なのか、会話が苦手なのか、あるいは笑顔が少ないのか。
ぼんやり「自信がない」と感じている状態から、「ここを改善すればいい」と具体的に見える状態へ変えていくことが、最初の一歩になります。
| 見直したいポイント | 自分への質問 |
|---|---|
| 技術(指圧・拇指圧) | 圧の強さや方向を、お客さんに確認しながら変えられているか。 |
| カウンセリング | 今日はどこを一番楽にしたいか、毎回きちんと聞けているか。 |
| 接客・表情 | 第一印象で安心感や清潔感を与えられているか。 |
| 振り返り | 施術後に「うまくいかなかった理由」を言葉にしているか。 |
リピート客が増える指圧の考え方
リピートしてくださるお客さんは、「一度で全部良くなる」ことよりも、「毎回少しずつ楽になる安心感」を求めています。
つまり、「完璧な技術」より、「この人は自分の体を分かってくれている」という信頼が重要です。
拇指圧で深いところを狙うことも大切ですが、解剖学的に考えると、筋肉は一度でほぐしきるより、何回かに分けて緩めていく方が安全で効果的です。
その考え方を、お客さんにも分かりやすく伝えることで、「またこの人にお願いしたい」という気持ちにつながります。
- 「1回で全部治す」のではなく「少しずつ体質を整える」意識を持つ。
- 今日できること・次回以降に回すことを自分の中で整理しておく。
- お客さんにも、段階的な変化のイメージを簡単に伝える。
- 無理な強揉みではなく、適切な深さまでの拇指圧を大切にする。
自信がつく施術の基本プロセス
自信のあるセラピストほど、「毎回同じ流れ」を一度は必ず通るようにしています。
これは「マニュアル通りにしかできない」という意味ではなく、「体のチェックポイントを見落とさないための型」を持っている、ということです。
特に指圧マッサージ施術では、拇指の当て方や体重の乗せ方を安定させるために、基本プロセスをルーティン化しておくと、緊張しにくくなります。
「この順番で触れば、必要な情報は取れる」という安心感が、自信につながっていきます。
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| 1. カウンセリング | 主訴(つらい場所)と生活習慣を簡単に確認する。 |
| 2. 全体触診 | 肩・背中・腰・脚など、大まかに硬さと左右差をチェック。 |
| 3. 重点施術 | 主訴の部位を中心に、拇指圧の深さと方向を調整して施術。 |
| 4. 仕上げ | 全体を軽くならして、自律神経を落ち着かせる。 |
| 5. フィードバック | 変化の確認と、次回の提案・セルフケアの案内を行う。 |
短期間で変化を出す行動計画
「いつか上手くなれたらいいな」より、「今週はこれだけやる」と決めた方が、技術の伸びは早くなります。
短期間で変化を出すには、あれこれ手を出すよりも、「一つのテーマに絞って集中的に練習する」ことが効果的です。
たとえば、「今週は拇指の安定」「来週は施術のリズム」というように、テーマを変えながら積み重ねていくイメージです。
お客さんの体をお借りしながら、少しずつ実践で試していきましょう。
- 1〜2週間ごとに、強化したいテーマを一つ決める。
- そのテーマに沿って、毎回の施術後に簡単なメモを残す。
- 同僚や先輩に、そのテーマについてだけアドバイスをもらう。
- 週末に「できたこと・難しかったこと」を5分だけ振り返る。
モチベーションを保つ習慣
自信がない状態だと、「自分は向いていないのでは」と気持ちが落ち込みやすくなります。
そのままにしておくと、技術の練習をしても成果を感じにくくなり、「どうせやっても…」と手が止まってしまいがちです。
だからこそ、小さな変化に気づき、自分で自分を認める習慣が必要です。
お客さんからの「ちょっと楽になりました」の一言や、先輩の何気ない一言を、ちゃんとメモに残しておくことで、心の支えになっていきます。
| 習慣 | 内容 |
|---|---|
| よかったことメモ | 1日3つ、「できたこと」「嬉しかったこと」をノートに書く。 |
| 感覚の記録 | 印象に残った施術の拇指圧の感覚を、言葉でメモする。 |
| 学びのシェア | 同僚と1つずつ、学んだことを共有し合う。 |
| 定期的な休息 | 週に一度は、体と心を休める時間を意識して確保する。 |
不安を減らす準備と振り返り
施術前に緊張してしまうのは、「うまくできるか分からない」と思うからです。
この不安を減らすには、「準備」と「振り返り」をセットにして習慣化するのが効果的です。
施術前に今日のテーマを1つ決め、施術後にそのテーマについてだけ振り返る。
完璧を目指すのではなく、「前回より1ミリでも前進したか」を見るイメージで、自分を責めるのではなく、事実を淡々と確認していきましょう。
- 施術前に「今日はどのポイントを意識するか」を1つ決める。
- 施術直後、2〜3行でよかった点と課題を書き出す。
- うまくいかなかった日は、「なぜダメ」ではなく「次はどうする」に意識を向ける。
- 週に1回だけ、メモを見返して小さな成長を確認する。
今すぐ改善できる小さな一歩
「指名が取れないセラピストへ」と聞くと、大きな改善をしなきゃ、と身構えてしまうかもしれません。
でも、本当に大切なのは「今すぐできる小さな一歩」を積み重ねることです。
たとえば、今日から「最初の一押しを、いつもよりゆっくり丁寧に入れる」と決めるだけでも、お客さんの受け取り方は変わります。
完璧な拇指圧ではなく、「丁寧で心のこもった一押し」から、指名への道は始まります。
| すぐできる一歩 | 具体的な行動 |
|---|---|
| 第一声を丁寧に | 「本日はありがとうございます」と一呼吸おいて、目を見て伝える。 |
| 最初の一押し | いきなり強く押さず、呼吸に合わせてゆっくり圧を入れる。 |
| 圧の確認 | 施術開始5分以内に一度、「強さは大丈夫ですか」と必ず聞く。 |
| 笑顔 | お見送りのときだけでも、意識して柔らかい表情を作る。 |
指圧マッサージ施術の基礎を見直して指名につなげる
指名につながる指圧マッサージ施術は、特別なテクニックよりも、「基礎が安定しているかどうか」で大きく変わります。
安定した姿勢、圧の方向、施術のリズムといった基本が整うだけで、拇指圧の質がぐっと上がり、お客さんの安心感も増していきます。
「難しいことを覚える前に、まず基礎に戻る」。
それだけで、今の技術がもっと活かせるようになります。
安定した姿勢
姿勢が不安定なまま拇指圧をすると、指や手首が疲れやすく、圧も浅くなりがちです。

逆に、足幅や体重の位置が安定していると、少ない力でも深い圧が入るようになり、お客さんにとっても心地よい指圧になります。
解剖学的に見ても、下半身(骨盤〜脚)でしっかり支えることで、上半身の筋肉に余計な力みが入らなくなります。
そのためにも、自分の身長やベッドの高さに合ったスタンスを見つけることが大切です。
- 足幅は肩幅〜やや広めにし、ぐらつかない位置を探す。
- 膝を軽く曲げ、腰を反らせすぎないようにする。
- 体重はかかと寄りではなく、足裏全体で床を感じる。
- ベッドの高さは、自分の大腿骨の付け根〜腰あたりを目安に調整する。
圧の方向
指圧で大切なのは、「どれくらい強く押すか」だけでなく、「どの方向に圧を送るか」です。
筋肉は、骨から骨へと走る線維の流れがあります。
その線維の向きをイメージしながら、筋腹(筋肉のお腹の部分)に対して垂直に圧を入れることで、無理のない拇指圧が可能になります。
お客さんの体表に対して真下に押すのではなく、「筋肉の厚みの中心に向かって圧を届ける」イメージを持つと、痛みが出にくく、深く届く指圧になっていきます。
| 部位 | 意識したい圧の方向 |
|---|---|
| 僧帽筋(肩) | やや斜め内側・下方へ、肩甲骨の面に向かって圧を送る。 |
| 脊柱起立筋(背中〜腰) | 背骨に向かってではなく、筋腹の中央へ垂直に圧を入れる。 |
| 殿筋(お尻) | 骨盤の面に向かって、ゆっくり沈み込むように押す。 |
| 下腿三頭筋(ふくらはぎ) | 脛骨方向ではなく、筋肉の中央に向けてソフトに垂直圧。 |
施術のリズム
同じ圧でも、「リズム」が変わるだけでお客さんの感じ方は大きく変わります。
早く出たり入ったりする圧は、筋肉が防御反応を起こしやすく、リラックスしにくくなります。
一方で、ゆっくりとした一定のリズムは、自律神経を落ち着かせ、じわっとほぐされる安心感を生みます。
拇指圧を行うときは、「入れる・止める・抜く」の3つのフェーズを、呼吸に合わせて丁寧に行うことを意識してみましょう。
- 圧を入れる:お客さんの息を吐くタイミングに合わせて、ゆっくり沈める。
- 圧を保つ:1〜3秒ほど静止し、筋肉の緩みを待つ。
- 圧を抜く:急に離さず、ふわっと手を離すように抜く。
- 全体のテンポ:一定のスピードを保ち、バタバタした印象を与えない。
お客様の体を的確に捉えて満足度を高める
指名につながる指圧マッサージ施術には、「この人は自分の体をちゃんと分かってくれている」という信頼感が欠かせません。
そのためには、カウンセリングで情報を聞き出し、触診で筋肉の状態を見極め、お客さんごとの「痛気持ちいい」のポイントを丁寧に探ることが重要です。
解剖学の難しい用語を完璧に覚える必要はありません。
まずは「どこが硬いか」「どこが敏感か」を、拇指を通して感じ取ることから始めましょう。
カウンセリング
カウンセリングは、「会話の時間」ではなく、「施術の方向性を決める大事な準備」です。
ここでしっかり情報を聞けるかどうかで、指圧マッサージ施術の精度が大きく変わります。
すべてを深く聞き出そうとすると時間が足りなくなってしまうので、「今日一番なんとかしたい場所」と「いつから・どんなときにつらいか」に絞って質問してみましょう。
その情報が、施術中の優先順位や拇指圧の配分を決める軸になっていきます。
| 質問のポイント | 具体的な例 |
|---|---|
| 主訴の場所 | 「今日はどこを一番楽にしたいですか。」 |
| 症状のきっかけ | 「いつ頃からそのつらさがありますか。」 |
| 生活習慣 | 「お仕事では、座りっぱなし・立ちっぱなし、どちらが多いですか。」 |
| 好みの圧 | 「普段受けられる施術で、強さは強め・弱めどちらがお好みですか。」 |
触診の精度
触診は、「筋肉に聞いてみる時間」です。
お客さんの体表を通して、「ここは冷えている」「ここだけ硬い」「ここは少し腫れぼったい」など、小さな違いを感じ取っていきます。
拇指だけでなく、手のひらや母指球も使いながら、大きな面で触れてから、だんだんポイントを絞ると、体の全体像がつかみやすくなります。
これは練習すれば必ず上達していく部分なので、最初は「分からなくても触ることを続ける」ことが大切です。
- いきなり強く押さず、まずは軽い圧で表面の状態を感じる。
- 左右差(右だけ硬い・左だけ冷たいなど)に意識を向ける。
- 硬い部分だけでなく、周りの柔らかい部分との違いも比べる。
- 触って感じたことを、心の中で簡単に言語化していく癖をつける。
痛気持ちいいの調整
お客さんが求めているのは、「ただ強いだけ」ではなく、「程よく効いて、安心して受けていられる強さ」です。
この「痛気持ちいい」のラインは、人によって、また同じ人でも日によって変わります。
そのため、こちらの感覚だけで決めつけず、こまめに確認を取りながら拇指圧を調整していくことが大切です。
感覚の目安としては、「呼吸が止まらない範囲」「体がこわばらない範囲」を基準にすると、安全で満足度の高い指圧になります。
| チェックポイント | 確認の仕方 |
|---|---|
| 呼吸 | 強く押したときに、お客さんの呼吸が止まっていないか観察する。 |
| 表情・体の反応 | 肩がすくむ・足がピクッと動くなどのサインが出ていないか見る。 |
| 言葉での確認 | 「今の強さはいかがですか。」と、ときどき声をかける。 |
| 段階的な調整 | 少しずつ圧を変え、「10段階中いくつくらい」を共有する。 |
接客とコミュニケーションで指名される印象を作る
どれだけ指圧マッサージ施術が上手でも、「話しにくい」「なんとなく不安」と感じさせてしまうと、指名にはつながりにくくなります。
逆に、まだ技術に自信がなくても、「安心して任せられる」「感じがいい」と思ってもらえれば、もう一度会いたいセラピストとして印象に残ります。
第一印象、施術中の声かけ、施術後の提案。
この3つを少し意識するだけで、お客さんへの伝わり方は大きく変わっていきます。
第一印象
第一印象は、数秒〜数十秒で決まると言われています。
ここで「安心できる人だな」と感じていただけるかどうかは、顔立ちではなく、表情・姿勢・声のトーンでほとんど決まります。
少し緊張していても大丈夫です。
お客さんの目を一瞬でも見る、口角を少し上げる、背筋をまっすぐにするだけで、「丁寧な人」という印象を与えられます。
- 入室時は手を止めて、お客さんの方へ体を向けて挨拶する。
- 名乗るときは、ややゆっくりめの声で、はっきりと伝える。
- 表情は、口角を少し上げた「柔らかい真顔」を意識する。
- 身だしなみ(髪・爪・制服の清潔感)を毎朝チェックする。
施術中の声かけ
施術中の声かけは、「たくさん話すこと」ではなく、「必要なタイミングで、必要なことを伝える」ことが大切です。
特に、圧の強さや姿勢の変え方、冷えや痛みの有無など、お客さんの体調に関わる部分は、こちらから積極的に確認していくと安心感につながります。
静かに受けたいお客さんも多いので、世間話を無理にしなくても大丈夫です。
「体の状態の説明」と「強さの確認」を中心に、落ち着いたトーンで声をかけていきましょう。
| タイミング | 声かけの例 |
|---|---|
| 施術開始時 | 「強さは途中でも調整できますので、遠慮なくおっしゃってくださいね。」 |
| 圧を強めるとき | 「ここ、少し硬いので、ゆっくり圧を入れていきますね。」 |
| 体位変換の前 | 「うつ伏せから仰向けに変えていきますが、ゆっくりで大丈夫ですよ。」 |
| 施術の終わり頃 | 「気になっていたところの具合はいかがでしょうか。」 |
施術後の提案
施術後の数分間は、お客さんの満足度をぐっと高め、次の指名につなげる大事な時間です。
ここでのポイントは、「専門的なことを長く話す」のではなく、「今日分かったこと」と「次にできること」をシンプルに伝えることです。
解剖学の言葉を使うときも、「肩の筋肉(僧帽筋)」というように、日常的な表現とセットで伝えると、お客さんにも分かりやすくなります。
無理な勧誘ではなく、「もしよければ」というスタンスで、次回の来店目安をお伝えしてみましょう。
- 今日一番硬かった場所と、その理由をやさしく説明する。
- 自宅でできる簡単なストレッチや温め方を1つだけ紹介する。
- 「お仕事のペースだと、◯週間後くらいにもう一度ケアできると理想的です」と、目安を伝える。
- 最後に「何か気になることはありませんか。」と質問の時間をとる。
指圧マッサージ施術に自信をつけて指名を増やすための実践ステップ
ここまでお伝えした内容を、一度に全部やろうとすると、かえって苦しくなってしまうかもしれません。
大切なのは、「できるところから少しずつ取り入れる」ことです。
まずは、姿勢・拇指圧の方向・施術のリズム・カウンセリング・声かけのうち、気になる項目を一つ選び、1〜2週間だけ集中的に意識してみてください。
小さな変化でも、続けていくことで、お客さんの反応や自分の手応えが少しずつ変わっていきます。
その積み重ねが、「指名が取れないセラピストへ」だった自分から、「この人にお願いしたい」と選ばれる自分への、着実なステップになっていきます。
この記事では、指圧マッサージ施術に自信をつけるための改善ポイントを軸に、土台から見直すステップを整理しました。
安定した姿勢や拇指の使い方、拇指圧の方向・深さ・角度といった施術の基礎が整うほど、圧の質は安定し、お客さんの安心感も高まります。
そこに、丁寧なカウンセリングや触診の精度、「痛気持ちいい」の細かな調整が加わることで、「わかってくれている」という信頼につながります。
施術前後の声かけや提案など接客面も磨けば、指圧マッサージ施術そのものとコミュニケーションが一体となり、自然と指名が増えていきます。
今日できる小さな一歩からで構いません。自分なりの改善ポイントを一つずつ検証し続ける姿勢こそ、自信とリピートを生み出す最大の武器になります。
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