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自律神経の乱れからくる酷い肩こり頭痛を改善|セラピスト向け首肩こりを整える指圧マッサージ施術法

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デスクワークやストレスで「自律神経の乱れからくる酷い肩こり頭痛」を訴えるお客さんが増えています。
単なるコリほぐしでは改善しきれず、施術に行き詰まりを感じているセラピストの方も多いのではないでしょうか。

本記事では、自律神経系と肩こり・首こり・頭痛の関係を解剖学的に整理しながら、拇指圧を中心とした首肩こりを整える指圧マッサージ施術法を体系的に解説します。


重要な筋肉名と正しい触察、圧の方向や体重圧のコツ、姿勢チェックポイント、禁忌まで踏まえ、現場でそのまま使えるセラピスト向け実践ガイドとしてまとめました。

自律神経の乱れからくる肩こりや頭痛を改善する指圧マッサージ施術法

自律神経の乱れからくる酷い肩こり頭痛を改善したいとき、首と肩への指圧マッサージはとても有効です。

筋肉だけを強く押すのではなく、自律神経と筋緊張の関係を理解しながら施術を提供していきましょう。

ここでは、施術にまだ自信が持てないセラピストさんでも、解剖学の言葉に少しずつ慣れながら、実際の施術にそのまま取り入れやすいコツをお伝えしていきます。

お客さんの体と心を同時にゆるめるイメージで読み進めてみてくださいね。

自律神経の乱れと肩こりの関係

自律神経は「交感神経」と「副交感神経」のバランスで成り立っています。

ストレスや長時間のデスクワークで交感神経が優位になると、常に「戦闘モード」になり、首肩まわりの筋肉(僧帽筋・肩甲挙筋・後頭下筋群など)が無意識に緊張し続けます

その結果、血流が悪くなり、乳酸などの疲労物質がたまり、肩こりとして自覚されます。

肩こりから頭痛につながる仕組み

肩こりから頭痛につながる代表的な原因は、首の付け根から後頭部にかけて走る筋肉と神経の緊張です。

特に、後頭下筋群(大後頭直筋・小後頭直筋・上頭斜筋・下頭斜筋)が硬くなると、後頭部からこめかみにかけて走る神経(大後頭神経・小後頭神経など)が締めつけられ、ズキズキ・ガンガンする頭痛が起こりやすくなります。

また、僧帽筋上部繊維胸鎖乳突筋の過緊張は、頭部への血流やリンパの流れを妨げ、「締め付けられるような」緊張型頭痛を引き起こします。

自律神経の乱れからくる酷い肩こり頭痛を改善するには、首だけでなく、肩甲帯全体の筋緊張を指圧マッサージで筋肉をゆるめる手技レベルがセラピストの方には必須の項目になるということを理解していただきたいんですね。

自律神経系からくる肩こりに関係するすべての筋肉名と解剖

自律神経由来の肩こりでは、肩甲骨や胸郭にも影響します。

主に関わる筋肉を整理しておきましょう。

下の表では、肩こりに関係しやすい筋肉を、まとめました。

筋肉名主な位置・イメージ肩こりとの関係
僧帽筋首〜肩〜背中上部を覆う大きな筋肩こりの代表、交感神経緊張で硬くなりやすい
肩甲挙筋首の横〜肩甲骨の上角「肩がすくむ」姿勢で過緊張
菱形筋肩甲骨と背骨の間猫背で常に引き伸ばされてコリやすい
前鋸筋肋骨の側面〜肩甲骨内側呼吸が浅い人で機能低下しやすい
頭半棘筋・頸半棘筋首〜後頭部に向かう深層筋慢性の肩こり・頭痛と関係

自律神経系からくる首こりに関係するすべての筋肉名と解剖

首こりは、首の後ろ側だけでなく、前面や側面の筋肉が疲労している場合も多いです。

自律神経と関わりの深い「呼吸」と「頭の位置」を支える筋肉を知っておくと、施術レベルが上がりますので、とくに覚えておきたい筋肉を、関与のしかた別に整理してみましょう。

  • 後頭下筋群:頭の付け根を支える小さな筋群。頭痛と関連しやすい。
  • 頭板状筋・頸板状筋:首の後ろを覆う筋。うつ伏せ作業やスマホ姿勢で緊張。
  • 胸鎖乳突筋:首の前側〜側面を斜めに走る筋。自律神経の乱れによる呼吸浅さと関係。
  • 斜角筋群(前・中・後):首の側面から肋骨につく筋。吸気補助筋で、ストレス呼吸で疲れやすい。
  • 舌骨上筋群・舌骨下筋群:のど周りの小筋群。嚥下や呼吸、喉の違和感と関連。

「だいたいこの辺にこういう役割の筋肉がある」という理解だけしてください。

施術に活かせるようになってきたら、納得いく施術が提供できるようになっていきますよ。

自律神経由来の肩こりで見るべき姿勢チェックポイント

自律神経の乱れからくる肩こりか?日頃の生活習慣でくる疲労の筋肉の硬結から来る肩こりか?のパターンがあるという事を理解しましょう。見極めるには、「姿勢パターン」を観察することが役立ちます。

施術前に30秒ほどでできる簡単な姿勢チェックをまとめますので、チェックしましょう。

  • 頭の位置:耳の穴が肩より前に出ていないか(ストレートネック・スマホ首)。
  • 肩の高さ:右肩と左肩で明らかな高さの違いがないか。
  • 肩の巻き込み:手の甲が前に向きすぎていないか(巻き肩)。
  • 背中の丸まり:胸椎の後弯が強くないか(猫背)。
  • 呼吸の浅さ:胸・お腹がほとんど動かず、首だけで呼吸していないか。

これらがいくつも重なるほど、自律神経の乱れからくる酷い肩こり頭痛のリスクが高くなります。

施術の禁忌と注意が必要な症状

首肩こりを整える指圧マッサージ施術法は有効ですが、すべてのお客さんに同じように行ってよいわけではありません。

とくに、首や頭部への拇指圧は、禁忌や注意が必要な場合を覚えておきましょうね。

以下にまとめますね。

状態・症状対応の目安
高熱・急性炎症施術中止。医療機関の受診を勧める。
強いめまい・ふらつき頸部への強い圧は避ける。必要なら施術を控える。
脳疾患・頸椎疾患の既往医師の許可がない場合は慎重に、または施術を断る。
しびれ・脱力を伴う肩こり神経圧迫の可能性。強い指圧は行わない。
原因不明の激しい頭痛施術せず、すぐ医療機関の受診を促す。

自律神経を整えるための首と肩への指圧の基本原則

自律神経を整える首肩への指圧では、拇指圧の方向・体重圧の施術姿勢・押すポイントの正確性を整えるだけで、施術後の改善率は天と地くらいの差が出ます。これ、ホントです。

ここでは、施術にまだ自信がないセラピストさんでも、すぐに実践できる基本原則をわかりやすく整理していきます。

関与する筋肉名と正しい触察のやりかた

触察は「正解かどうか」を気にしすぎるより、「ここにこんな筋肉があるかもしれない」とイメージしながら何度も触ることが上達の近道です。

自律神経の乱れからくる首肩こりで特に触れたい筋肉と、簡単な触察のコツをまとめます。

筋肉名触察の目安
僧帽筋上部首の付け根から肩先に向かう盛り上がり。肩をすくめてもらうと動きがわかりやすい。
肩甲挙筋耳の後ろ〜肩甲骨の上角を結ぶライン。肩甲骨上角を正確に押せるようになること。
後頭下筋群後頭骨のすぐ下、首との境目のくぼみ。頭を軽くうなずいてもらうとわずかに動く。
胸鎖乳突筋耳の後ろの骨(乳様突起)〜鎖骨・胸骨を結ぶ索状の筋。顔を反対側に向けてもらうと浮き出る。
斜角筋群首の側面、胸鎖乳突筋の奥。深呼吸時にわずかに硬くなるライン。

斜角筋の知識を深めたい方は詳細を書いておりますので確認しましょう。

https://qr.paps.jp/YQdzE

関与する筋肉をほぐせる体重圧の施術姿勢

拇指圧で重要なのは「手押し」ではなく「体重圧」です。

腕や親指の筋力で押そうとすると、セラピスト側の手首や親指を痛めてしまいますし、お客さんにとってもガチガチした不快な圧になりがちです。

自律神経を整える目的の首肩こりへの指圧マッサージでは、次のような施術姿勢を心がけてみてください。

  • 拇指の関節を反らせず、軽く曲げて置く。
  • 肩の力を抜き、肘は伸ばして押す部位と曲げて押す部位がある。
  • 自分の体軸(頭〜骨盤)を拇指の真上に乗せる位置で圧を入れる。

「押す」というより「自分の体重を乗せていく」感覚をつかめると、力に自信がない方でも深くて心地よい圧を出せるようになります。

関与する筋肉をほぐせる正しい圧の方向

圧の方向は大事です。

誤った方向に押すと、とにかく筋肉の緩み方が変わります。

ここでは、首肩こりを整えるうえで重要な部位の、圧の基本方向を整理します。

部位・筋肉圧の基本方向
僧帽筋上部(肩の山)反対側の肩甲骨に向かって押す。(大体のポイントのこと)
肩甲挙筋肩甲骨の上角に向かって押す。
後頭下筋群頭側に向けて後頭骨の縁にそわせる。
胸鎖乳突筋筋肉を上下に軽くはさむように圧を加える。
斜角筋群反対側の肩甲骨に向かって押す。

自律神経の乱れによる肩こりと頭痛に有効なポイント

自律神経の乱れからくる酷い肩こりや頭痛には、「ここを押せば全員OK」という万能ポイントはありません。

ただ、後頭部・首前面・肩甲帯のエリアは、多くのお客さんで共通して緊張が強く出やすい部位です。

ここでは、効果の出やすいポイントの見つけ方をお伝えします。

後頭部周囲の重要な指圧ポイントの見つけ方

後頭部まわりは、自律神経と関係の深い後頭下筋群や頭半棘筋、頭板状筋が集中しています。

ここをていねいに拇指圧でほぐすことで、頭痛の軽減や、首全体の可動域改善が期待できます。

ポイントは「骨のキワ」と「くぼみ」を丁寧に探すことです。

  • うなじの中央に拇指を置き、上にたどると触れる後頭骨の縁(外後頭隆起周辺)。
  • その左右にある、やや柔らかいくぼみ(後頭下筋群のエリア)。
  • 耳の後ろの骨(乳様突起)と後頭骨の間にある、筋の張りを感じるライン。
  • 後頭部の少し上で、頭皮の動きが悪くなっている場所。

うつ伏せでも出来ますし、仰向けでも触察は可能です。

指圧セミナー本講座ではここを詳しく行っていきます。

首の前面と側面の指圧ポイントの見つけ方

首の前面と側面は、動脈・静脈・神経が多く走るエリアのため、強い拇指圧は注意してください。

しかし、自律神経の乱れからくる呼吸の浅さや、緊張性頭痛に関わる重要な筋肉(胸鎖乳突筋・斜角筋群・舌骨周囲筋)が集まっているため、効果的なポイント。

圧の強さに注意しながら主要ポイントを整理しておきましょう。

エリアポイントの目安触れ方のコツ
胸鎖乳突筋耳の後ろ〜鎖骨を結ぶ索状の筋。顔を反対に向けると浮き出る。親指と指先でつまむように、ごく弱い圧でホールド。
前・中斜角筋胸鎖乳突筋の奥、鎖骨のやや上のくぼみから首に向かうライン。非常に硬結しているポイント。拇指圧の直圧で強さ加減だけ注意。
舌骨周囲のどぼとけの少し上で左右にある小さな骨の周囲。仰向けで行うのだか、リラクゼーションでは不人気なのでやらなくて良い。一応紹介しておきます。

肩甲帯周囲の指圧ポイントの見つけ方

肩甲帯(肩甲骨まわり)は、僧帽筋・肩甲挙筋・菱形筋・前鋸筋など、多くの筋肉が重なり合うエリアです。

自律神経の乱れからくる肩こりでは、この部分の筋膜がねじれるように硬くなっていることが多いです。

見つけておきたい代表的なポイントを挙げておきます。

  • 肩甲骨上角:肩甲挙筋が付着する、首に近い肩甲骨の角。
  • 肩甲棘内側端:肩甲骨の背中側にある横の出っ張りの内側端。
  • 肩甲骨内側縁:背骨側の縁に沿って、菱形筋のコリを探る。
  • 肩甲骨の下角:丸く触れる下端。ここに硬結がある人は多い。
  • 肩甲骨内側縁のさらに内側、背骨との間のライン(僧帽筋・菱形筋が重なる帯状部)。

「痛気持ちいい」と感じる手前くらいの圧でキープし、ここをほぐせるようになるといいですよね。

首と肩こりを整える実践的な指圧マッサージの施術手順

ここからは、実際の施術の流れをイメージできるように、うつ伏せと仰向けそれぞれの手順を具体的に整理していきます。

流れを一つの「型」として覚えておくと、お客さんの状態に合わせて応用しやすくなります。

施術前の姿勢とポジショニング

姿勢づくりは、筋肉を緩ませるための「体重圧」を生むのでセラピストにとってはとても大切です。

施術前には次のポイントを確認し、自分のポジショニングも整えてから指圧に入るようにしましょう。

  • お客さんの体勢は?手の位置、あごが上がりすぎていないか?
  • 施術ベッドからの立ち位置は?
  • 施術姿勢は?拇指を置く場所のすぐ横に、自分の体軸を持ってこれているか?
  • 押すポイントは正確か?圧の方向は正確?

うつ伏せで行う首と肩への施術・筋肉名で解説

うつ伏せでは、僧帽筋・肩甲挙筋・菱形筋・頭半棘筋・頸板状筋など、首肩こりの主役となる筋肉にしっかりアプローチ。

ここでは、基本の流れを紹介します。

ステップ部位・筋肉施術のポイント
1僧帽筋全体手掌圧をかけ、まずは表層の緊張をならす。
2僧帽筋上部〜肩甲挙筋拇指圧で体重圧。
3肩甲骨内側縁(菱形筋)背骨側から肩甲骨方向へ、押すポイントの正確性。
4頸部後面(頭半棘筋・頸板状筋)首の中央ラインの両側を、上から下へ順に拇指圧。
5後頭下筋群頭の付け根のくぼみ。圧はしっかりめでOK

先ず、筋肉をほぐすということを意識して施術してください。

仰向けで行う首と頭部への施術・筋肉名で解説

仰向けでの施術は、お客さんが最もリラックスしやすく、自律神経の調整にとても向いている姿勢です。

胸鎖乳突筋・斜角筋群・前頭筋・側頭筋など、うつ伏せでは触れにくい筋肉にアプローチできます。

ここでは、仰向けの基本手順をまとめます。

  • 首の後ろ全体を両手で支え、頭の重さを一度すべて受け止める(後頭下筋群・頸部伸筋群のリリース)。
  • 耳の後ろから鎖骨に向かって、胸鎖乳突筋を軽くつまみ、圧を入れてほぐす。
  • こめかみ〜側頭部(側頭筋)を拇指腹または指腹で円を描きながらほぐす。
  • 額(前頭筋)を中央から外側へ、眉間から生え際へ向かって圧を入れる。

お客さんの表情や呼吸をよく観察しながら施術していってください。リラックスを与える感じで。

自律神経の乱れからくる酷い肩こりや頭痛に対応するセラピストの施術法のまとめ

自律神経の乱れからくる酷い肩こり頭痛を改善していくには、今日お伝えした拇指圧の方向・体重圧の使い方・基本の施術手順のうち、できそうなところを一つだけでも取り入れて、お客さんの反応を確かめてみてください。

小さな成功体験を重ねることで、必ず施術への自信は育っていきます。

自律神経と筋緊張の関係、姿勢評価、禁忌の見極めを踏まえたうえで、後頭部・首前面側面・肩甲帯への拇指圧のポイントと、正しい触察・圧の方向・体重圧の使い方をもう一度確認しましょう。

理論と解剖を理解したうえで、日々の施術を重ねることが、自律神経の乱れからくる肩こりや頭痛の施術レベルをあげていきますからね。

頑張って行きましょうね。

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